パワハラ、嫌がらせに対抗するためには…
退職勧奨をされて断った場合、会社はパワハラや嫌がらせを行なって辞めさせようとしてくることが多いようです。
私もやられました・・・。
退職勧奨も度が過ぎると判断されると退職強要となり、違法となります。
違法になるといっても度が過ぎていたことを証明するのもあなたです。
そうなってくると、あなた自身の身は、あなた自身が自分で守らないといけません。
自分自身の身をを守るためにどんなことをしていけば良いか考えてみましょう!
退職勧奨や度重なる退職強要を断ったからといって、報復のように行われるパワハラや嫌がらせ。
かなり辛いものがあります。
パワハラや嫌がらせだけではなく、強引に解雇をしてくる場合もあるでしょう!
会社とトラブルになると労働者はかなり大変です。
こういった労働問題は、労働者が有利だと言われていますが、何もしなければ、有利になりません。
有利に持っていくためにはどうすれば良いのでしょうか?
証明するのが難しい
会社や上司から、パワハラや嫌がらせ、退職強要とでも言えるような行為をされたとしてもその事実を証明するのが難しいという問題があります。
あなたが嫌がらせや退職強要をされた事実があって、それを訴えたとしても証拠がないとなったら、言った言わないの水掛け論に発展してしまう可能性が高いのです。
そうなってしまったら、どうしようもありません。
あなたが事実を語ったとしても会社や上司は、まず認めないでしょう…。
それではどうすれば良いのか…?
それを考えてみましょう。
日記やメモを取るように心がける
色んな対策がありますが、まず簡単に出来る方法としては、日記を書くことをお勧めします。
パワハラや嫌がらせなどをされた場合、◯月○日◯曜日◯時という形で時間まで記録しておきましょう。
日記が難しい場合は、メモでも構いません。
携帯のメールなどで知り合いに送るとか、パソコンに送るなどしておくことも有効です。
また、出勤時間や退勤時間も記録しておくと長時間のサービス残業などがあった場合、未払い残業代の請求も出来ます。
とにかく、どんなことでも記録しておくことで役に立つことがたくさんあります。
出来るだけ、日記を付けることを日課にしておきましょう!
日記に関しては、こちらの記事をご覧下さい。
裁判に勝てるメモを残す方法
日記などメモを付けることについて書いています。
録音をする
日記を付けておけば良いと説明しましたが、会社側もさまざまな言い訳をしてきます。
言い訳を検討するのもいちいち面倒だし、疲れる作業です。
そういった言い訳を防ぐためにも録音は大事です。
私の場合、個室にて退職勧奨が行われました。
個室の場合、当事者以外、誰も居ないでの出来事を証明するのは、難しいのです。
第三者が居れば、証言くれる人もいるかもしれませんが、個室で誰も聞いてなかった場合、誰も証言してくれないですからね。
また第三者がいたとしても会社に雇われている従業員であれば、会社に不利なる証言なんてまず得られません。
そこで役に立つのが、録音です。
録音することについては、こちらの記事に書きましたので、こちらをご覧下さい。
ICレコーダーを活用する
職場での録音について書いています。
録画する
録音だけでも充分だとは思いますが、録画もしておけば絶対に言い逃れは出来ません。
録音の場合は、「俺の声じゃない」、「勝手に作った録音だ」などと訳のわからない言い訳をしてくる場合がありますが、録画しておけば、もう言い逃れは出来ません。
録画については、こちらの記事に書きましたのでご覧下さい。
超小型カメラ・スパイダーX
録画しておくともう相手の言い訳も通用しません。
パワハラや嫌がらせなどを行なってくる会社や上司は、たいてい悪いことをしているという自覚はありません。
後から悪いことだと聞いて、焦って事実を揉み消そうとしてきます。
悪いことをしているとは思っていないので、隙が出来ます。
会社や上司は、悪いことだという認識がないので、記録もしてない場合が多いので、こちらがきちんと記録しておけば、たいてい事実を証明することが出来ます。
証拠を揃えながらもどうすれば良いか?
パワハラや嫌がらせを受けたことを証明するために証拠を残すことを説明しましたが、その後、どうしていけばよいのでしょうか?
色々と方法はありますが、労働トラブルによって状況も違いますので、何が一番効果があるかはわかりません。
いくつか方法を紹介をしますので、参考にして頂ければと思います。
①相談する
裁判で解決に向けて動いていくことも良いのですが、それなりの費用と時間がかかります。
そういった費用や時間の問題があって、泣き寝入りする方も多いのですが、費用や時間を
あまりかけずに問題を解決する方法があります。
使用者(会社)と労働者(従業員)の間で揉めてしまった場合、国による紛争解決の制度があります。
そこで国が行なっているこの制度を活用すれば、多くの時間と費用をかけずに解決に向けて動いてくれます。
総合労働相談コーナー
無料で相談することが出来るので活用しましょう
時間と費用を無駄にしたくないという方は、こちらがお勧めです。
また、相談機関もありますので、不安な場合は相談機関に相談することも良いかと思います。
職場のパワーハラスメント(パワハラ)に関連する相談機関一覧
↑ クリックすると詳細が見れます。
上記の「国による紛争解決の制度」での相談機関では、明確な法律違反(残業代の未払いなど)については積極的に動いてくれます。
しかし、民事的な問題については権限がありませんので、「あっせん」や「裁判」などの解決の方法を紹介してくれますが、積極的に動いてくれる訳ではありません。
民事的な問題とは、「解雇が無効か?有効か?」、「パワハラがあったのか?無かったのか?」というような問題のことです。
そういった場合、結局は、あなたが動かないといけません。
法テラスに相談する
民事的な問題できちんと争っていこうと考えている場合は、弁護士さんに相談することになります。
しかし、費用のことを考えた場合、気楽に相談することが出来ませんよね。
そういった場合に役に立つのが「法テラス」です。
経済的に苦しい方には、無料で相談に乗ってもらえたり、弁護士費用の貸出しもしてくれます。
法テラスについてはこちらの記事をご覧下さい。
法テラス
無料で相談を受けてくれますので活用しましょう!
②労働組合に加入する
労働による紛争が増えているため、最近は、個人で加入することが出来る労働組合に加入する労働者が増えています。
労働組合に加入すると組合員の仲間があなたと一緒に戦ってくれます。
労働トラブルに巻き込まれるとどうしても孤独になってしまいますが、労働組合は親身になって聞いてくれ一緒に戦ってくれるので安心です。
費用もそこまで高くありません。
無料相談も行なっていますので興味がある方は相談することをお勧めします。
労働組合についてはこちらの記事で書いてますのでご覧下さい。
労働組合
団結の力で会社と戦います!
③弁護士さんに依頼する
紛争の最終的解決手段として裁判制度があります。
裁判までやって、徹底的に戦うという気持ちがあるのであれば、弁護士さんに依頼した方が良いかと思います。
弁護士さんの知り合いが居るのであれば、早めに相談に行った方が良いです。
勝つために何が必要かアドバイスを受けておいた方が絶対に良いです。
また、弁護士さんといっても労働問題に詳しい弁護士さんも居れば、離婚問題に詳しい弁護士さんもいます。
頼むのであれば、労働問題に詳しい弁護士さんに依頼した方が絶対に良いです。
あなたの知り合いに弁護士さんがいるのでしたら相談することが良いかと思いますが、なかなか知り合いに弁護士さんがいる場合も少ないですよね。
弁護士さんの知り合いが居ない場合、個人で探すにも限界がありますよね。
そんなときに便利なサイトがあります。
あなたの悩みに最適な弁護士さんを探すことが出来ます。
弁護士さんをお探しなら、こちらがお勧めです。
労働問題に詳しい弁護士さんを無料で紹介してくれます。
住んでいる地域と悩んでいる問題を選ぶだけで、状況にあった弁護士さんを紹介してくれます。
弁護士さんを紹介してもらう
金太郎は、こちらのサイトで紹介してもらいました。
また、このサイトで紹介された弁護士さんの相談料は、無料です。
だいたい弁護士さんに相談すると相談料だけで、30分5,000円など、料金がかかるのですが、無料なので安心です。
労働問題を専門にやっている弁護士さんにお願いすることが出来れば、より有利な戦いが出来ます。
まずは、無料相談だけでも良いの相談してみることをお勧めします。
※ 私が弁護士事務所に相談に行ったときのことを記事にしましたのでご覧ください。
弁護士事務所に相談にいくときにした3つのこと
弁護士事務所に行くときには準備していった方が良いです。
まとめ
あなたが会社の理不尽な対応に対して、戦うと決心したのであれば、勝ちたいですよね。
絶対に勝つという気持ちを持って取り組んでいかないと勝てるものも勝てません。
そのために証拠として戦うための武器を揃えておくというのは、大事なことです。
武器があるのと無いのとでは、戦況が大きく変わってきます。
戦いになると精神的にかなり疲れますし、追い込まれます。
しかし、武器(証拠)を持っていることによって、有利に戦いを進めることが出来ます。
あなた自身の未来のため、応援してくれている家族のため、武器(証拠)を揃えておくことをお勧めします。
武器を用意し、準備した上で、弁護士さんなどの労働問題の専門家にお願いするなり、国の制度を利用するなりしましょいう。
その際には、状況を詳しく説明することが出来るようにして、証拠も揃えておきましょう。
そうすることによって、有利な状況に持って行くことが出来ます。
あなたは間違っていません。
それを証明していきましょう!
色々と紹介しましたが、私としては、まず弁護士さんに相談することをお勧めします。
私が、弁護士さんに相談したからというのもありますが、弁護士さんに依頼して良かったと思っています。
弁護士さんに依頼していなかったら、全然違う結果になって、後悔していたようにも思っています。
とくにうつ病を発症していて、無気力な場合など、本当にしんどい状況です。
そんな状況で限られた期限などがありますので、一人だったら資料をまとめたりすることも難しかったと思います。
弁護士さんがいたからこそ、会社と戦うことが出来たと思っています。
今回は、ここまでにします。
最後まで読んで頂き、ありがとうございます。
※私がどのようにして会社と戦ってきたのかをメルマガで紹介しています。
あなたが戦っていくために参考になる情報をお伝えします。
メルマガに興味がある方は、こちらから → 「退職勧奨と戦う男のメルマガ」
【次回】
退職勧奨され断ったからということで、パワハラ、嫌がらせがエスカレートしていくことは良くあることです。
あなたが悪いことをしてなくて、きちんと対処することが出来れば、会社と戦っても勝てるはずです!
一歩を踏み出すのは勇気のいることですが、諦めずに戦っていきましょう。
しかし、戦っているうちに解雇される可能性もあります。
次回からは、解雇について書いていきます。
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