会社との戦いで勝つためにする4つのこと
退職勧奨をされて、「もう辞めないといけない」と考えてしまう方もいるかと思いますが、そんな訳ではありません。
このブログでも何回か書いていますが、退職勧奨に従う必要はありません。
辞めるつもりがないのであれば、はっきりと「辞めるつもりはありません」と伝えるようにしましょう。
この「辞めるつもりはありません。」と会社に伝えた日から戦いは始まっていると考えて良いかと思います。
退職勧奨されたことによって、会社はあなたを辞めさせたいと思っていることはわかるかと思います。
今後、どのような展開が待っているかはわかりませんが、あなたにとって面白くない出来事が増えることは確かです。
しかし、あなたが悪い訳ではありません。
あなたが間違ったことをしてきた訳ではありません。
あなたが悪いのではなく、会社が悪いのです。
会社は「あなたが悪い。」と言ってくるかもしれませんが、あなたは悪くありません。
経営が苦しいのであれば、あなたを雇用する器量がなくなった会社が悪い訳です。
経営が苦しくなったのは、あなたのせいではありません。
また、あなたのことが気に入らないので辞めさせたいのであれば、人間としての器量がない会社が悪いのです。
本当にあなたが悪いことをしてきたのであれば、会社は懲戒解雇にでもして辞めさせるはずです。
あなたは、今まで会社の中で戦って家族を養ってきた立派な人間です。
これからも家族を養っていくために戦っていかないといけません。
家族を守るためにも戦っていく必要があります。
他に転職先が決まっているのであれば、良いですが、そうでないのであれば、これから先は苦難の道が待っているかもしれません。
なんせ、会社はあなたを辞めさせたいと思っているのですから…。
会社との戦いに勝つためにも準備は大事です
辞めるつもりがないのであれば、そんな理不尽な状況に負けないためにも会社と戦うという気持ちで耐えていきましょう。
耐えながら、近いうちに訪れるかもしれない戦いに備えて準備をしておきましょう。
準備をきちんとしておくことで会社との戦いに勝つ可能性は大きくアップします。
何も準備をしなかったために絶対に勝てる戦いに負けてしまうということも普通にあります。
問題社員扱いをされた上に解雇されて裁判になったが、会社の人間が数人がかりで問題社員だと証言をし、結局、その嘘を証明することが出来なかった為に解雇は妥当だと裁判官に判断されて負けてしまった人もいます。
そんな悔やんでも悔やみきれない状況にしないためにも準備をしておきましょう。
今回は、将来的に会社と戦うことになったとしても負けないようにするためにしておいた方が良い4つのことをご紹介します。
退職届を書かない
まず、1つ目です。
退職勧奨された場合、会社側が「退職届を書いてくるように」と言ってくる場合があります。
それ以外には、「退職勧奨同意書」などの書類を作成してきて、この同意書にサインをするように求めてくる場合があります。
これらの書類は書いても一つも良いことはありません。
会社が出してきた条件に納得して辞めても良いと思っているのであれば、書くのは問題ありませんが、納得がいなかいのであれば、絶対に書いてはいけません。
無理矢理に強要されて、自分の意志と関係なく書いてしまった場合は撤回することも出来ない訳ではありませんが、非常に面倒なことになりますし、撤回することが出来ない場合もあります。
とにかく、こういった書類は、絶対に書かない。
その姿勢を貫くようにして下さい。
このことについて詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
「退職勧奨と退職届」
「退職勧奨同意書」
「退職勧奨通知書」
大人しくしておく
次は、2つ目のことです。
退職勧奨されて断った場合、会社は、あなたを辞めさせるためにパワハラや嫌がらせなどを今まで以上に行なってくる可能性が高いでしょう。
理不尽な目に遭わされて、辛いことが多くなるかもしれません。
しかし、そういった理不尽な行為に対して、感情的になったりして叫んだり歯向かったりしてはいけません。
会社はあなたを辞めさせたい訳ですから、それらの行為を余計に問題行為とみなし、懲戒など何かしらの処分をしてくる可能性があります。
何かしらの理由を付けて、問題社員と仕立てあげて処分しようとしてきます。
ですから、ストレスが溜まるかもしれませんが、会社内では、波風を立てずに過ごしましょう。
また同僚に対しても会社の文句などはあまり言わないようにしましょう。
会社に対する文句などを同僚が上司に話して、余計に状況が悪化したというケースがあります。
この場合、仲の良い同僚が悪意を持ってやったのではなく、問題解決を目指して親切心で上司に相談してしまう場合もありますので気を付けましょう。
もちろん、あなたを落し入れるために悪意を持っている同僚もいますので気を付けましょう。
とにかく、孤独になってしまうところがありますが、あなたが悪くないことを証明するためには仕方ないことでもありますので、大人しくしておきましょう。
愚痴や文句を言いたくなった場合は、相手をよく考えて、なるべく会社に関係のない人間に話をするようにしましょう。
日記を付ける
3つ目は、日記を書くということです。
退職勧奨された場合、もうその日からでも日記を付けた方が良いでしょう。
いきなり退職勧奨されて混乱し、日記どころではないかもしれませんが、なるべく早めに日記に残しておくようにしましょう。
会社は、あなたを辞めさせたいと思っている訳ですから、これから先、どんな行為をされるかわかりません。
しかし、日記に残しておけば、後から思い出すのに役に立ちます。
私自身は、日課として日記を付けていましたので、日記に残すという行為は別に苦では無かったのですが、そういった習慣が無い方にとっては苦になるかもしれませんね。
しかし、日記を付けていなければ、後から絶対に「日記を付けておけば良かった。」と思う日が来ます。
日記だけは必ず付けておくようにしましょう。
あまりに苦になるようであれば、会社から何かされた日のことだけでもメモを残すようにしておきましょう。
何も書かないより良いかと思います。
日記の書き方については、こちらの記事をご覧ください。
裁判に勝てるメモを残す方法
日記などメモを付けることについて書いています。
録音しておく
4つ目は、録音しておくことです。
退職勧奨をされた後は、改めてもう一度、退職勧奨の話をされたり、今後の話をされることが多くなります。
そういった場合、会議室などの個室に呼ばれて話をされることが多いかと思うのですが、その場合に録音しておきましょう。
個室での会話は密室ですので、他に誰も居ない場合が多いでしょう。
その個室の中で「こんなことを言われた」と主張したとしても会社側は絶対に認めません。
しかし、録音しておくことによって、あなたが言っていることが本当だと証明することが出来ますし、会社の嘘を暴くことが出来ます。
また、個室ではなく、普段の業務している部屋でパワハラ行為をされた場合でも録音しておけば、証明することが出来ます。
普段の業務している部屋は、個室ではないので、同僚などもいるかと思います。
同僚たちが証言してくれるようであれば、録音する必要はないのかもしれませんが、いざ会社と争うとなってわざわざ自分の身の危険を犯してまで、あなたの味方をしてくれるような同僚はあまりいません。
場合によっては、会社に強要されて、あなたを陥れる発言をする場合もあります。
そういった心配から回避するためにも…、また会社の嘘を暴くためにも…、必ず録音しておくようにしましょう。
録音することに関しては、こちらの記事で詳しく書いてますのでご覧ください。
ICレコーダーを活用する
職場での録音について書いています。
まとめ
会社から退職勧奨され、「辞めるつもりはない」と意思表示した時点から、ある意味、会社との戦いはスタートしているといってもいいでしょう。
とにかく、会社はあなたを辞めさせたいのです。
ですから、色んな理不尽なことをされる可能性が高いでしょう。
しかし、色んなことをされたらされただけ、その記録を残しておけば、いかに酷い会社で、理不尽なことばかりしているか証明することが出来ます。
ですから、なるべく大人しくしながら、証拠を揃える為に勤務しているという気持ちも持って、会社内で耐えていきましょう。
会社内で耐えながら、出来るだけ証拠をたくさん揃えることが退職勧奨を断った後にしなければならないことです。
あまりに酷いことをしてきた場合は、専門家に相談に行くことになりますが、そういった場合も証拠が揃っていれば、専門家に説明するときも楽です。
何もない状態で言葉だけで何も知らない第三者に状況を説明するのはかなり困難ですし、全てを伝えることは難しいでしょう。
ですから、これから先に訪れるかもしれない「会社との戦い」、「専門家への説明」という部分を見据えて証拠集めをしておきましょう。
私自身は、約2年間に渡って、パワハラ・嫌がらせを受け続けてきましたが、その間、ずっと証拠集めをしてきました。
2年間ですから、かなり量となりました。
弁護士さんに相談に行った際も「それだけの証拠があれば、まず間違いないでしょう。」と言われて嬉しかったのを思い出します。
だいたい会社側は、あなたが嫌になって辞めることを目的としてパワハラや嫌がらせをしていますので、その後の戦いまで見据えては考えていません。
ですから、記録にも残していないことが多いでしょう。
あなたがされた行為をやったことすら覚えてない場合があります。
「足を踏んだ方は忘れているけど、踏まれた方は忘れない。」という言葉と一緒です。
ですから、勝つ可能性が非常に大きいのです。
そのためにも記録を残しておきましょう。
当時、私は、上記のことを意識して勤務していました。
しかし、嫌がらせはずっと続いていたし、精神的に追い詰められてしまい弁護士事務所に相談に行きます。
※弁護士事務所に相談に行った当時のことを記事にしましたのでご覧ください。
弁護士事務所に相談にいくときにした3つのこと
弁護士事務所に行くときには準備していった方が良いです。
私の場合、弁護士さんに依頼したことによって、展開が変わってきました。
もしあなたが、会社との労働トラブルで精神的に追い詰められているのであれば、弁護士さんに依頼することをお勧めします。
私は、弁護士さんに依頼したことによって、会社との戦いに勝つことが出来たと思っています。
今回は、ここまでにします。
最後まで読んで頂き、ありがとうございます。