群馬大学の教授が大学提訴
この群馬大学のニュースに関しては、過去にも書いたのですが、また新しいニュースが出てましたので紹介します。
懲戒解雇された男性教授は、納得することが出来なかったんでしょうね。
パワハラ解雇の教授 大学提訴
前橋市にある群馬大学医学系研究科の元教授の男性が、在職中に女性を蔑視する発言を繰り返すなど、部下にパワーハラスメントをしたとして懲戒解雇されたことについて、男性は処分は違法だとして、大学への復職などを求める訴えを前橋地方裁判所に起こすことになりました。
訴えを起こすのは、11月、群馬大学から懲戒解雇の処分を受けた群馬大学医学系研究科の40代の元教授の男性です。
元教授はおととし(H24)から去年にかけて、女性を含む部下の教職員に対し「結婚は三角、出産はバツ」と女性を蔑視する発言を繰り返したり、残業を強要したりした行為が、パワーハラスメントにあたるとして、11月20日、大学から懲戒解雇の処分を受けました。
元教授の弁護士によりますと元教授は「結婚は三角、出産はバツ」という発言は「こうしたことが言われている」と紹介しただけだけで、処分への弁明の機会が与えられなかったのは違法だなどと主張していて、大学に対し教授への復職や、100万円の慰謝料などを求める訴状を3日前橋地方裁判所へ郵送したということです。
弁護士によりますと元教授は「大学に戻って研究を続けたい」と話しているということです。
これに対し群馬大学は、「訴状が届いていないのでコメントできない」としています。
NHK NEWS WEB <12月03日 17時12分>
これまでの報道では、この教授が行なったパワハラが原因となって、5名の職員が被害に遭い、そのうち、3名が精神的な疾患で休職し、2名が退職しているということでした。
しかし、この教授は、パワハラや発言した内容も行き違いだったと主張していますが、実際のところはどうなんでしょう?
大学側は、今回の問題に対して、「この教授が退職願の提出に応じなかったから、懲戒解雇した。」と謝罪会見で語っていました。
大学側とこの教授の間で、どういった話があって、この様な処分を下したのか詳しくはわかりません。
しかし、この教授の側から見れば、「弁明の機会も与えられなかった」と言っているので、納得のいかない一方的な解雇だったのでしょう。
実際にパワハラはあったのでしょうか!?
この教授のパワハラが原因で2名が退職し、3名が精神的な疾患で休職されている状況です。
この5名の職員は「教授にパワハラをされた」と認識しているのでしょう。
パワハラというのは、パワハラを行なった側にパワハラの意識がなかったとしても、された職員が威圧的に感じ、精神的被害を受けたのであれば、パワハラと認められます。
群馬大学もそれなりの被害がないと懲戒処分にまでしないでしょうし、ここまで問題になってないでしょう。
この教授と辞めた職員の主張は大きく食い違っているようですし、大学側の主張もあるでしょう。
パワハラを証明するのは難しい!?
教授の行為は、パワハラと認められるのか?
それとも職員への指導と認められ、パワハラではないと判断されるのか?
この教授は、解雇処分が不当だと大学を提訴し、今後は、裁判で争っていく訳ですが、当然、パワハラが実際にあったのかが最大の争点になってくるでしょうね。
パワハラというのは、証明するのが、難しい問題です。
どれだけ証拠があるのかわからないですし、どうやって証明していくのかわかりませんが、今後、どうなっていくのでしょうか?
気になるところです。
この記事に関しては、また何かわかったら、このブログで紹介したいと思います。
今回は、ここまでにします。
最後まで読んで頂き、ありがとうございます。
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