カンボジア人技能実習生がうつ病で労災認定
うつ病を発症したカンボジア人技能実習生が労災認定されたニュースです。
暴言、暴行というパワハラが原因だったということです。
せっかく海外から日本に働きに来ている方に対してパワハラとかやめて欲しいですよね。
日本のイメージダウンになってしまいます。
うつ病発症のカンボジア人技能実習生に認定 東京
東京都内の建築会社に勤めていた外国人技能実習生のカンボジア人男性(34)がうつ病を発症したのは日本人社員2人の暴言、暴行が原因だったとして、東京労働局立川労働基準監督署が労災認定したことが分かった。男性を支援する全統一労働組合が記者会見で公表した。同労組によると、男性は2014年に来日し、社員20人ほどの建築会社で水道管の交換作業などをしていた。日本人社員2人から「バカ、この野郎」などと言われ、ヘルメットの上から工具で小突かれたこともあった。16年3月に「うつ病で2カ月の自宅療養が必要」と診断された。労災認定は今年6月7日付。
同労組によると、外国人技能実習生の精神疾患に対する労災認定は珍しい。同労組は「契約を切られれば帰国せざるを得ず、立場が弱く泣き寝入りも多い」と話している。【早川健人】
パワハラでの労災認定は難しいといわれています。
それは、パワハラ被害者はパワハラがあったことを証明しなければならないからです。
ほとんどのケースで、パワハラ加害者はパワハラがあったとは認めずに隠します。
そのため、証拠がなかったら水掛け論になったしまい労基署もパワハラがあったかどうかの判断が難しくなります。
また、パワハラがあったと証明できたとしても労災として判定をされにくいということもあります。
労災認定されるには、業務による心理的負荷評価表という判定基準で「強」と判定されないといけません。
なかなか「強」として判定されにくいようです。
パワハラが原因での労災認定には、こういった難しいところがあるのですが、このカンボジア人男性は労災認定されたということですから、よっぽど酷い状況だったのかもしれません。
詳しいことはわかりませんが、労災と認められるだけの出来事があったのでしょう。
精神障害での労災認定に関して詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
精神障害の労災について
職場での出来事が原因でうつ病を
発症したと認められた場合、労災となります。
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そのことについての記事を書きました。
パワハラ、嫌がらせに対抗するためには…
パワハラに屈して辞めてしまう人がたくさんいます。
少しでも悩んでいる人の役に立てれば幸いです。
今回は、ここまでにします。
最後まで読んで頂き、ありがとうございます。