部下にプロレス技 消防隊員に停職6か月
またまたパワハラに関するニュースがあったので紹介したいと思います。
世の中には、たくさんのパワハラがあるとは思いますが、パワハラ関連のニュースなどを知ることにより、少しでも理解のある人が増えることを願います。
今回、紹介するのは、消防署の男性職員が女性職員に対してパワハラを行っていたというニュースです。
女性に対して、この様なことをする上司というのも信じられませんが、57歳という年齢でこんなことをするというのはどうなんでしょう?
やはり、パワハラをする人間というのは、程度の低い人間が多いのでしょうか?
しかし、パワハラ上司の下に配属された部下は災難でしかありません。
部下は、絶対に悪くないです。
パワハラがあるとだいたい「指導の一環」という言い訳が出てきますが、指導が必要な状況だったとしてもそんな指導方法しか出来ない上司が悪い訳ですから、そんなの言い訳でしかありません。
された方は、死ぬことすら考えてしまうほど、追い詰められていたりします。
それでは、早速、見てみましょう!
部下にプロレス技 消防隊員に停職6か月
東京消防庁の57歳の隊員が、勤務中に部下にプロレス技をかけたり、賞味期限の切れた卵を無理やり食べさせたりするなどパワーハラスメントを繰り返していたとして、停職6か月の懲戒処分を受けました。
懲戒処分を受けたのは、東京消防庁赤羽消防署でポンプ車の運転を担当している57歳の消防副士長です。
東京消防庁によりますと、この消防副士長は5年前の平成21年からことし8月にかけて、勤務中に、部下の女性隊員にプロレス技をかけたり、賞味期限が1週間切れた卵を無理やり食べさせたりしたほか、別の男性隊員に頭からジュースをかけるなど、パワーハラスメントを8人の隊員に14回繰り返していたということです。
ことし8月、女性隊員から「退職したい」という相談が寄せられたことをきっかけに発覚し、消防副士長は、「指導の一環で、悪ふざけでやってしまった」と話しているということです。
東京消防庁は20日付けでこの消防副士長を停職6か月の懲戒処分にし、消防副士長は依願退職しました。
赤羽消防署の榎本暁署長は「誠に遺憾で申し訳ありません。今後は信頼回復に向け、再発防止に努めます」とコメントしています。
(平成26年11月20日 17時41分・NHKニュース)
もう読んでいて気分が悪くなるくらい滅茶苦茶な話です。
平成21年からされていたということですから、この女性隊員は、5年間もパワハラを耐えていたことになります。
散々、耐えて苦しんで悩んだのでしょう。
職場内に力になってくれる人が居なかったから、退職することまで考えたんだろうと思います。
結局、東京消防庁は、この消防副士長を懲戒処分したわけですが、その消防副士長は自ら依願退職しています。
こういったことになる前に職場内で、気が付いてあげることが出来ていたら、誰も不幸にならずに済んだのに…。
もっと、早くに動くことが出来なかったのかと悔やまれます。
パワハラが起きない職場環境を作っていくことも大事なことだと思っています。
それにしてもこの消防副士長は、57歳にもなって、なぜこんな下らないことをしたんでしょうか?
日刊スポーツの記事には、「男性には背後から跳び蹴りをしたり、顔に落書きをしたこともあったという」とも記載されています。
もう、やりたい放題ですね。
また、計8人も被害者が居るのになぜ誰も声をあげることが出来なかったのでしょうか?
怖くて声を上げれない!?
不思議な感じもしますが、私の職場でも私がパワハラを受けていることをほとんどの社員が知っていると思うのですが、誰も何も言えませんでしたからねぇ。
職場全体で「パワハラがいけないこと」と問題視していて、パワハラを無くすことに対して理解のある職場でしたら相談することも出来ます。
しかし、理解のない職場だと声を上げることによって、余計にパワハラの標的にされてしまったりするので、パワハラがあることに気が付いていても恐れて誰も声を上げることが出来ません。
結局は、パワハラを受けている本人が誰にも相談する事ができずに一番苦しむことになり、どんどん追い詰められていきます。
こういったことがニュースになることによって、少しでもパワハラに対する世間の認識が増えていくことを祈ります。
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パワハラに対抗するには・・・?
あなたが、いざパワハラを受けた場合、どうすれば良いか困りますよね?
大切なのは、やり返すことではなく、された証拠を残すことです。
そのことについての記事を書きました。
パワハラ、嫌がらせに対抗するためには…
パワハラに屈して辞めてしまう人がたくさんいます。
少しでも悩んでいる人の役に立てれば幸いです。
今回は、ここまでにします。
最後まで読んで頂き、ありがとうございます。