パワハラ自殺訴訟、和解を「検討」
今日は、以前に、当ブログでも記事にした「19歳自殺 会社と上司に7260万円賠償命令【会社側が控訴】」の続報が出ていたので取り上げます。
少し前ですが、7月13日に記事になっていました。
それでは、早速、見てみましょう!
パワハラ自殺訴訟、和解を「検討」 名古屋高裁金沢支部の勧告で双方
消火器販売などの「暁産業」(福井市)に勤めていた男性社員=当時(19)=が自殺したのは上司のパワーハラスメント(パワハラ)が原因として、男性の父親が会社と当時の上司2人に対し損害賠償を求めた訴訟の控訴審第1回口頭弁論が13日、名古屋高裁金沢支部(内藤正之裁判長)であった。
双方が控訴理由書など書面を提出し、この日で弁論は終結した。父親側と同社側の弁護人によると、弁論後、裁判所から和解勧告があったといい、双方は「検討する」とした。和解期日は6月1日。
一審の福井地裁は昨年11月、男性が手帳に記載していた上司の発言内容を根拠に「典型的なパワハラ」として、同社と直属の上司に対し約7200万円の支払いを命じた。管理職の上司への請求は棄却した。
同社側は控訴理由書で、手帳の記載内容には明らかに上司の発言ではないと推測できるものがあると主張。パワハラと認定された発言は指導の範囲を超えておらず、自殺との因果関係も否定されるとした。
父親側も控訴し、棄却された管理職の上司の責任や、損害賠償額について争うとした。
福井新聞ONLINE 4月13日(月)17時6分配信
以前、当ブログで取り上げたときは、福井地裁で会社と上司1人に計約7260万円の支払いを命じた訳です。
しかし、その後、会社側が控訴し、名古屋高裁金沢支部で争われていますが、裁判所は和解を勧めたようですね。
前回の記事でも書きましたが、19歳の少年は、「辞めればいい」、「死んでしまえばいい」などと言われていて、自殺した訳ですが、会社側は指導の範囲として控訴した訳です。
常日頃から、「辞めればいい」、「死んでしまえばいい」などと言って指導する会社なのかと疑ってしまいます。
それに従業員が自殺するなんて、あまり考えられませんよね。
19歳の少年は会社でのパワハラ以外に原因があったとは思えないのですが…。
この少年は、暁産業に勤めていなかったら、自殺してなかったと思います。
今回、控訴審第1回口頭弁論で、名古屋高裁金沢支部が和解を勧めて、双方が「検討する」とした訳ですから、6月1日の和解期日でどのような結果になるのか気になるところです。
それにしても父親としては、辛い日々ですよね。
裁判ですから、双方ともに相手の方が悪かったんだと主張する訳です。
息子が死んでしまったのにその勤務先からは、息子が悪かったなどと言われたりする訳ですから、本当に辛いことだと思います。
早く納得のいく道に進めるように祈ります。
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少しでも悩んでいる人の役に立てれば幸いです。
今回は、ここまでにします。
最後まで読んで頂き、ありがとうございます。