警官がパワハラ「バカにつける薬はない」部下退職
鹿児島県警で、パワハラ巡査部長とパワハラ警部が部下に「バカにつける薬はない」などと言ったりして、部下が退職したそうです。
被害者が9名いるということで、うち2名が退職したとのことですから、よっぽとの精神的にキツいパワハラだったんでしょうね。
では、実際に記事を見てみましょう。
鹿児島県警は17日、それぞれ部下にパワーハラスメントを行ったとして、日置署の巡査部長(51)を懲戒処分の戒告、県警生活安全企画課の警部(56)を所属長訓戒とする処分を行った。
2人は同日付で依願退職した。
発表によると、巡査部長は2008年4月頃~今年8月頃の約6年4か月の間、前任地と同署で、計7人の部下に対し、再三、「使い物にならない」「仕事ができないのに口をきくな」などと暴言を浴びせたり、頭を手で叩いたりした。
警部は日置署次長だった昨年3月~今年3月の間、部下2人に対し、複数回、「バカにつける薬はない」などと暴言を浴びせた。
被害者の9人のうち2人は、パワハラを一因として退職している。
巡査部長と警部は県警の調査に対して事実関係を認めており、「文句を言われなかったからやった」「指導の一環だった」などと説明しているという。
(YOMIURI ONLINE 2014年12月18日 04時00分)
この件でもそうですが、パワハラをしている本人はパワハラの自覚はないんでしょうね。
「自分がパワハラという悪い行為をしている」という認識があればやっていないでしょうしね。
パワハラはやってはいけないと認識していても自分の行為がパワハラだと理解していない人が多いように思います。
だからこそ、被害に遭っている人か、それを目撃した人などが組織の長などに訴えていかないと誰も気が付かない。
上司を恐れるあまり、訴えることが出来ずに辞めてしまう方も多いかもしれませんが、そんな理由で辞めてしまうなんておかしいし、間違っていると思います。
ましてや警察官なんて、それなりに勉強して試験も受けて、警察官になっている訳です。
就職が決まったときなんて、家族や親戚などから祝福されて警察になった方も多いと思います。
それをこんな理不尽な理由で辞めることになってしまうなんておかしいです。
上司は、パワハラをしているという意識があまり無かったんであれば、たくさんパワハラをしたでしょうから、日記やメモ、録音などをしていれば、警察官を辞めることなく、その上司を排除することも出来たかもしれません。
しかし、上司の報復を恐れている場合もあるでしょうし、こういった問題は、改善の方法が本当に難しいですね。
上司のパワハラという行為によって、人生を狂わされた部下。
そして、上司自身の人生まで狂わせてしまったパワハラ。
後悔先に立たずというますが、色々と考えさせられます。
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あなたが、いざパワハラを受けた場合、どうすれば良いか困りますよね?
大切なのは、やり返すことではなく、された証拠を残すことです。
そのことについての記事を書きました。
パワハラ、嫌がらせに対抗するためには…
パワハラに屈して辞めてしまう人がたくさんいます。
少しでも悩んでいる人の役に立てれば幸いです。
今回は、ここまでにします。
最後まで読んで頂き、ありがとうございます。