解雇が及ぼす影響
むやみに解雇すると…
従業員をむやみに解雇するとどういった影響があるでしょうか…。
法律によって、解雇は厳しく制限されています。
こういった法律での定めがあるのに簡単に従業員を解雇をする使用者が驚くほど居ます。
無知な使用者がまだまだたくさん居るということになのですが…。
使用者が「気に入らない」という理由だけで、従業員を解雇にする事例はたくさんあります。
そんな理由で、解雇された従業員は、非常に精神的に追い込まれ、精神疾患を患う可能性があります。
また追い込まれた従業員から、恨みを買うこともあるでしょうし、裁判などに発展する可能性もあります。
「気に入らない」などの社長の個人的な理由で解雇して、従業員から「解雇無効の訴え」を起こされた場合、まず会社側が負けてしまうでしょう。
また、うつ病などの精神疾患を患った従業員からは、損害賠償請求され、余計なリスクを負うことにもなります。
他の従業員にも影響が出ます
会社に残っている従業員も解雇したというのを聞くと「この会社は簡単に人を切るんだ。大事にしてくれないんだ。」と不信感を抱きます。
不信感を持った労使関係を作るのは、会社の発展のためにも良くありません。
事業主は、人を雇い入れた責任を自覚して、会社の健全な未来を考えなくてはなりません。
ワンマンな会社の社長に多いのですが、「金を払っているんだから、何をしてもいい。」という考え方を持っている社長がたくさんいます。
そういった考え方は間違っています。
事業主は給料を支払う代わりに労働者から労働力を提供してもらっている訳です。
労働者は、労働力を提供していますが、人生や魂まで提供している訳ではありません。
それなのに事業主が思い通りにならないからといって、また気に入らないといって、パワハラや嫌がらせをしていたらどうなるでしょう。
労働者は、機械ではありません。
労使ともに人間としてお互いが「感謝」の気持ちを持って接することが出来れば、その会社はより発展していくでしょう。
「金を払っているんだから何をしても良い」などと思っている経営者には誰も付いていきません。
金儲けばかり考えていて、人件費を減らして、利益を求めるだけの経営者には誰も付いていきません。
企業の社会的責任を何も考えてない経営者に明るい未来はありません。
今回はここまでにします。
最後まで読んで頂きありがとうございます。
【次回】
次回は、解雇された場合の対処方法を考えていきます。
解雇された場合、そのまま黙って泣き寝入りするか、会社と争うかという選択になります。
会社と争う場合、どのようにしいけば良いかご紹介します。
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