「セクハラ問題」の大衡村長選、元村議長が初当選確実
セクハラ村長の話題で全国的に有名になった大衡村のニュースです。
以前にこのブログで「村長セクハラ問題の続き!村議会解散!?」というニュースを取り上げましたが、その大衡村の村長選の結果が出たようです。
「セクハラ問題」の大衡村長選、元村議長が初当選確実
「セクハラ問題」で前村長が辞職したことに伴う宮城県大衡(おおひら)村長選は、新顔2人の一騎打ちとなり、元村議会議長の萩原達雄氏(66)が26日、元村議の赤間しづ江氏(67)との接戦を制し、初当選した。萩原氏は当選後、「村の空気を入れかえて、信頼の回復につなげたい」と語った。
前村長は3月、女性職員から「セクハラやパワハラを受けた」として1千万円の損害賠償を求める訴えを起こされた。自らの不信任を決議した村議会を解散し、自身も辞職。体調不良を理由に村長選には立候補しなかった。
朝日新聞デジタル 4月26日(日)22時59分配信
新しい村長が萩原達雄氏に決まったようです。
不祥事によって、有名になってしまった大衡村ですが、良い方向に変わっていって欲しいですね。
話題の前村長の跡部昌洋氏は、3月19日に辞表を提出して辞職していました。
<セクハラ訴訟>大衡村長が辞表 村長・村議は同日選
セクハラをしたとして女性職員から提訴された宮城県大衡村の跡部昌洋村長(66)は19日、村議会事務局に辞表を提出した。理由は「一身上の都合」で、期日は4月8日付。出直し村長選は統一地方選に組み込まれ、村長の不信任を可決、村長が解散した村議選(定数14)と同じ4月21日告示、同26日投開票となる見込み。
跡部村長の後援会幹部の男性が午前9時50分ごろ、村議会事務局を訪れ、斎藤善弘局長に「村長から預かって来た。受け取ってほしい」と辞表を手渡した。事務局は筆跡や印鑑から村長本人の文書と判断して受理、村選管に通知した。
跡部村長は19日午前、体調不良を理由に公務を休んだ。村を通じ「私事でお騒がせして申し訳ない。村民はじめ各方面に深くおわび申し上げる。村長不信任決議を受け、村議会解散という重い決断をしたので、自らも村長の職を辞すことにした」とのコメントを出した。
公選法では、町村長の辞職翌日から50日以内に選挙を行わなければならない。一方、地方自治法では、首長は原則的に議会に辞意を申し出てから20日間たたないと辞職できない。
大衡村長の場合、村長選を統一地方選に組み込んで村議選と同一選とするには、今月21日までに議会事務局に申し出る必要があった。
跡部村長は村議を経て1996年に初当選し、現在5期目。大衡村には2011年1月、セントラル自動車(現・トヨタ自動車東日本)が神奈川県から移転し、稼働した。
跡部村長は50代女性職員に性的関係を強要したなどとして13日、仙台地裁に提訴された。訴えによると、女性職員は14年4月以降、跡部村長から計10回以上、性的関係を強要された。村長は同年7~11月、約1300通のメールを女性職員に送り会食を求めたり、交際と交換条件の人事異動をほのめかしたりし、女性職員側はセクハラやパワハラを受けてうつ病になったと主張している。
河北新報 2015年03月19日木曜日
この50代女性職員とのセクハラ問題の訴訟の結果も気になるところですね。
どのようなことがあったのか、これから明らかになっていくでしょうが、何もなかったのであれば、ここまで大きな騒動になっていないでしょうし、辞職する必要もなかった訳ですからね。
こういったパワハラ・セクハラ・マタハラなどのハラスメント問題は、人の受け取り方で変わってくるので、難しいところがあるとは思います。
上司が部下にどう接すれば良いか悩まされている人も多いようですね。
多少は行き違いもあるかと思います。
しかし、過剰になってくると問題です。
ハラスメント問題は、普段から思いやりの気持ちを持って人間関係を構築し、信頼関係が出来ていれば、起こらない出来事です。
相手に対して思いやりを持っている人は、人の痛みがわかるでしょうし、ハラスメントはしません。
ハラスメントで信頼関係が崩れて、問題が表面化していくのでしょう。
立場が上の人は、思うようにならないと相手のせいにする場合が多いですからね。
それで責め立てて精神的に追い詰めた結果、追い詰められた相手から訴えられる。
そこまで精神的に追い詰める必要は無いはずですが、ハラスメントをしている人は気が付かないのでしょうね。
ハラスメントは、職場の人間がそれぞれ思いやりを持って人に接し、気を付けていくことで防げる問題だと私は思っています。
組織のトップが思いやりを持って組織を動かしていれば、ハラスメント問題は減るはずです。
組織のトップが偉そうにして好き勝手やっていれば、それが当然になっていき、部下も真似をするようになるでしょう…。
そのことに異を唱える部下がいれば、組織として排除するように動くでしょう…。
そうなれば、その部下は、いくら正しいことをしていたとしても組織の中では悪者扱いされてしまいます。
その部下は、何を主張しても組織の中に理解してくれる人が居なければ、ずっと悪者扱いです。
その結果、立場の弱い労働者は、裁判所など公正な場で、法律によって判断してもらうしか主張する方法がありません。
しかし、裁判所での解決といっても弁護士さんに依頼するとなると費用もかかりますし、労力も時間もかかります。
そのことを考えるとしんどくなり、結果的に泣き寝入りして辞めていくしかない人も多数います。
私は、そのような状況で苦しんでいる人が多くいる現状が正常だとは思えません。
このような問題があることを組織のトップの方々が理解し、ハラスメント問題で苦しんでいる人が世の中から少しでも減ることを祈ります。
大衡村のことから、話が逸れてしまいましたが、今回は、ここまでにします。
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少しでも悩んでいる人の役に立てれば幸いです。
今回は、ここまでにします。
最後まで読んで頂き、ありがとうございます。