福島県警捜査2課とは、どんなところ? 1年間に自殺者3名!?
福島県警の警部がパワハラが原因で自殺したことに関するニュースです。
この福島県警捜査2課は、過去にもニュースになっていました。
早速、見てみましょう!
「パワハラ一因で自殺」 警部の妻、公務災害申請 福島
福島県警捜査2課の警部(当時51)が昨年に自殺したのは上司のパワハラなどが原因だとして、警部の妻が、県警を通じて地方公務員災害補償基金福島県支部に公務災害の認定を申請したことが2日、同支部などへの取材でわかった。妻は「仕事が原因で亡くなったと公的に認めてほしい」と話している。
県警によると、警部は2014年4月末、職場のある県警施設で、「仕事に疲れました」との遺書を書いた後、首をつった。上司の課長(当時)から13年12月~14年4月ごろ、「小学生みたいな文章を作ってんじゃねえ」などと大声でしつこく非難され、何度も文書の書き直しを指示されるなどのパワハラを受けていた。自殺した月は1日しか休めないなど過重労働やストレスにも苦しんでいたという。
県警は14年6月、課長を戒告処分とし、更迭した。
朝日新聞デジタル 2月3日(火)11時51分配信
今日、このようなニュースが出ていました。
この福島県警捜査2課ですが、去年から自殺のニュースが多いんですよね。
まず、去年の5月に2名が相次いで自殺したというニュースが出ています。
福島県警捜査2課の2人、相次ぎ自殺 上司と部下
福島県警捜査2課の男性警視(52)と男性警部(51)が4月下旬に相次いで自殺していたことが1日、県警への取材でわかった。2人は上司と部下で、県警は自殺の理由と関連について調べている。県警幹部によると、課長補佐の警部は4月28日朝、福島市の県警山下庁舎内で首をつって死亡していた。遺書があり、仕事上の悩みも書かれていた。なりすまし詐欺事件などを担当していた。「事件化するのが難しい」と家族に悩みを漏らしていたという。
同課指導官の警視は29日から行方不明になり、30日午前に山形県内に止めた乗用車の中で首をつって死亡していた。遺書が見つかり、亡くなった警部に寄り添えなかった、との趣旨が記されていたという。
朝日新聞デジタル 2014年5月1日13時03分
このときの男性警視(52)、男性警部(51)の2名の方がお亡くなりになっています。
この亡くなった男性警部(51)の奥さんが公務災害の申請をしたんですね。
そして、この去年の5月のニュースの続きが、去年の6月に出ています。
福島県警警部自殺、パワハラ一因 捜査2課長を戒告
福島県警捜査2課の警部(51)と警視(52)が4月末に相次いで自殺した問題で、県警は26日、このうち警部の自殺は清野隆行・捜査2課長(45)のパワハラが一因だったと発表した。県警は清野課長を同日付で戒告の懲戒処分とした。
警部は「仕事に疲れました」という内容の遺書を残し、福島市内の県警施設で自殺した。その後、この警部の名前とともに「最後まで寄り添えなくて申し訳ありませんでした」と、守れなかったことを悔やむ遺書を残し、上司の警視も山形市内で自殺した。
これを受け、県警監察課が捜査2課員らへの聞き取り調査を実施。清野課長は昨年12月ごろ~今年4月ごろ、執務室で文書の決裁を求める警部に「小学生みたいな文章を作るな」「国語は習ってきたのか」などと責め立てて3~4回書き直させるなど、人格を否定するような非難を執拗(しつよう)にしていたという。
朝日新聞デジタル 2014年6月26日23時15分
この福島県警捜査2課の警部(51)と警視(52)の自殺の原因が、清野隆行・捜査2課長(45)のパワハラが一因ということで、懲戒処分で戒告にされています。
戒告処分と書いていても処分されたのはわかるけど、どんな処分かわからない人も多いのではないでしょうか?
【戒告とは…】
公務員の職務上の義務違反に対する懲戒処分(他には免職・停職・減給がある)の中でも一番軽く、職員の服務義務違反の責任を確認し、その将来を戒める処分をいう。具体的には所属長に呼び出され直接説諭される。なお公務員の戒告に際しては始末書を書かせることはないようです。けん責。
はっきり言って、口頭で注意されただけってことですからね。
人が2名も亡くなっているのに処分としてこれだけで良いのかと思うのですが、どうなんでしょう?
県警監察課が原因を調べて、この清野隆行・捜査2課長(45)のパワハラが一因だと認めている訳です。
それなのにこれくらいで済むなんて意味がわかりません。
全く関係のない私でも納得がいきません。
言葉による暴力だから体に傷が残っていないだけで、パワハラによって、心にはものすごい傷が付いている訳です。
目に見えない実体のないようなものだからわからないだけで、瀕死の状態にされた訳です。
詳しい事情がわからないから、なんとも言えませんが、自殺するまで追い込まれていたのは確かなんですからね。
しかし、これで一区切りが付いたと思ったら、まだ続きがあります。
福島県警捜査2課でまた自殺、3人目 上司にあて遺書
福島県警捜査2課の40代半ばの男性警部補が同県南相馬市内で自殺していたことが13日、県警への取材でわかった。同課では4月に課員2人が命を絶っており、今年3人目となった。
県警によると、警部補は12日午前、業務指導のため1人で南相馬署へ捜査車両で向かった。午後2時になっても福島市の県警本部に戻らず、携帯電話もつながらなかった。同課員らが捜索し、同日午後5時過ぎ、南相馬市鹿島区の山中で首をつって死亡している警部補を見つけた。近くの捜査車両にあった遺書には、上司などにあてて「信頼を裏切って申し訳ない」などと書かれていた。
同課では4月、課員の警部(当時51)が自殺し、上司の警視(当時52)が後を追った。県警は6月、警部の自殺はパワハラが一因などとして当時の課長を戒告の懲戒処分にし、更迭した。県警は今のところ、2人の死亡と、今回の警部補の自殺は関連がないと見ている。
朝日新聞デジタル 2014年11月13日17時06分
びっくりするでしょ?
去年の11月に3人目の犠牲者が出ています。
40代半ばの男性警部補がお亡くなりになっています。
福島県警捜査2課で何が起こっているのでしょうか?
1年間に同じ課から、3名も自殺者が出るなんて異常ですよね。
怖くなってきますね…。
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パワハラ、嫌がらせに対抗するためには…
パワハラに屈して辞めてしまう人がたくさんいます。
少しでも悩んでいる人の役に立てれば幸いです。
今回は、ここまでにします。
最後まで読んで頂き、ありがとうございます。