退職勧奨されるまでの記録②
私が入社した会社は、パワハラ社長の元で、社員のほとんどが陰で文句を言っている職場でした。
誰もが社長を怖がっていて、怖くて意見が言えない消極的な職場だったというのは、前回、書かせてもらいました。
私が入社したときは、常に誰かが社長の文句を言ってる状況でした。
社長も同じ様に常に社員の文句を言っていました。
つまり、会社にいるほぼ全員が不満をかかえているという会社でした。
会社の状況を良くしたい
会社のこういった状況を知ってから、私は「何とか出来ればなぁ」と思うようになりました。
今から思えば、そんな出すぎた真似をしなければ良かったと思うところはありますが、性分なんでしょうね。
この性分のお陰で退職勧奨になったところもあると思っているのですが、そんなことはそのときはわかりません。
私は色々と行動を起こしていくことになります。
私は、とにかく「陰で文句を言う」と言うのが嫌な性格ですので、それだったら「文句を言う前に改善していこうよ」と同僚にも提案していました。
当時は、そんなことはするだけ無駄だと言われていました。
結果を出さないことには話にならない
どうせ働くんであれば、良い職場で働きたいし、自分の職場が良くなるのは嬉しい事です。
ブラック企業で誰も働きたいと思っている人はいません。
誰もがそう思っていると思います。
みんなで協力して、社内の空気を変えていければと考えていたのですが、入社したばかりですし、何も結果を出さないことには、話になりません。
最初は、まず仕事で認めてもらうしかありません。
何かを変えていこうとしても結果を出せない人間が何を言っても誰も聞いてくれません。
その為には、結果を出すしかありません。
悪い状況こそ、チャンスなんじゃないか!?
こういった会社の状況も逆に言えば、チャンスなんじゃないかと思いました。
悪い状況ということは、いくらでも良い状況にも変えていける訳です。
今より良い状況に少しずつ変えていくことが出来たら楽しいでしょうしね。
とにかく、色んなことにチャレンジしていこうと決心しました。
私は、とにかく他の人がやらないことを積極的にやる様にしました。
まず、誰もがやらないことをし、誰もが思い浮かばないことをして、結果を出していくしかないと考えました。
誰もがアイデアを持っている
私は、職場の同僚にも話をして、「会社を良くするための案」を色々と聞いてみました。
すると、職場の同僚達もそれぞれに色々と思っていることがある様でした。
不満に思っていることが多いということは、逆に言えば、たくさんの思いやアイデアがあるということです。
話をすると、誰もが「こうした方が良いのに…」と思っていることがあります。
そういったことからヒントをもらいまずは簡単に出来そうなことから始めました。
職場の同僚は、「そんなこと社長に言ったらやられるぜ!大人しくしていた方が良い」と言っていました。
しかし、私はそんなくらいで辞めさせられるのであれば、そんな会社には長く居ないほうが良いし、会社の発展も私自身の成長もないと思っていました。
別に悪いことをしている訳ではないんだから辞めさせる方がおかしいと思っていました。
今から思うと、この当時から退職勧奨をされるであろう危険な要素はいっぱいあったんですね。
利益につながることなら意見も通る
ワンマンな社長ですので、人の話なんか聞かない人間ですが、経費削減になるなど、利益につながることでしたら、聞いてくれると考えました。
そういった話からする様に意識していたところもあります。
誰もが経費が減って、利益が出るのは嬉しいですからね。
会社内の様々な経費を見直して、安く出来るところを探しました。
- 原材料&出入り業者の価格の見直し。
- 社内の備品などの価格の見直し。
- 顧客サービスの見直し。
- 誰も営業に行くことを思い浮かばなかった新規顧客の開拓。
思い浮かぶことを一つずつですが、同僚にも協力してもらいながら、社長に提案し、実行していきました。
小さい会社なので色々と実行しやすかったのもあります。
そうこうしているうちに同僚とも社長とも打ち解けていきました。
今回はこれくらいにしておきます。
ここまで読んで頂き、ありがとうございます。
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