職場環境チェックリスト
今回は、職場環境について考えてみたいと思います。
パワハラが起こりやすい職場とは、どの様な職場なんでしょうか?
パワハラというのは、現在、大きな社会問題になっています。
あなたもパワハラに悩まされている1人かもしれませんが、あなただけではありません。
私もそうですが、世の中のたくさんの人がパワハラに悩まされています。
厚生労働省のホームページにもパワハラに関するコーナーがあります。
国としてもパワハラを問題視しているということになります。
私は、パワハラをする様な下らない人間に負けてはいけないと常々思っています。
私が会社から、パワハラを受けるようになった当時は、私自身の問題として頭を悩まし、何も考えられないほどでした。
眠れない日が続きましたし、未だに眠れない日があります。
しかし、色々と考えたり調べたりしているうちに気が付きました。
この様に厚生労働省のホームページにパワハラのコーナーがあるくらいだから、かなりの数のパワハラが世の中には蔓延しているということになります。
パワハラをする様な下らない人間がたくさん居るということになります。
パワハラなんかする人間に負けずに頑張っていけたら、世の中が少しでも変わるんじゃないかと考えています。
色々と考えていかないといけないことは多いと思いますが、今回は、職場環境に関して考えてみたいと思います。
チェックしてみよう!
厚生労働省のホームページに「みんなで考えよう!職場のパワーハラスメント あかるい職場応援団」というページがあります。
今回は、そこを見てみましょう。
その中に「パワハラ診断 チェックしてみよう!」というコーナーがあります。
その中から、今回は、「職場環境チェックリスト」という診断を見てみましょう。
職場環境 チェックリスト
職場内でパワーハラスメントの問題が発生する可能性の大きさをチェックするためのリストです。
- 朝夕の出退社のとき、挨拶をする人がほとんどいない。
- トップや管理職は、自分の職場にはパワハラは存在しないと考えている。
- 人は厳しく指導することで育つという意識が強い職場だ。
- 今の職場には失敗やミスが許されない雰囲気がある。
- 業務上のノルマが厳しく求められ、目標が達成できなかった時のペナルティが大きい。
- 上司に対して、意見や反論は言えない雰囲気だ。
- 職場の誰かが困っていても、助け合える雰囲気ではない。
- 職場内での問題について、職場内で話し合って解決しようと雰囲気がない。
- 正社員やパート、派遣社員等、様々な立場の人が一緒に働いているが、上下関係が絶対的で、立場を意識した発言が散見される。
- 人の陰口や噂を耳にすることが多い。
私の職場で考えてみると驚くことに上記の項目のほぼ全てが当てはまります。
今から思えば、パワハラが起きてしかるべき職場だったんです。
入社した当時、私はパワハラを受けていた訳ではないのですが、実際にパワハラはありました。
何人か、パワハラによる鬱病で休職した社員を見てきました。
入社当時から、私は、パワハラの現場を見て、「そんなことをするなんておかしい」と感じていました。
私自身がパワハラを問題視していましたので、社長に対しても「無理矢理に強要する様なやり方は間違っている。」と直談判したこともあります。
聞き入れてくれたことも多少はありましたが、結局は退職勧奨をされた訳ですから、気に入らなかったんでしょうね。
社長の意識が変わってくれればと良い職場になると希望を持っていましたが、結局は変わりませんでした。
だから、今では、私がパワハラを受けて、その後、退職勧奨をされたのも仕方なかったんだと思っています。
この「職場環境チェックリスト」の解説には、以下の様に記載されています。
3項目以上に該当する場合は要注意。
職場としてパワーハラスメントの概念を理解する研修を実施したり、組織のトップからハラスメント防止のためのメッセージを発信するなどの予防対策を検討する必要がありそうです。
ハラスメントが起こりやすい職場の特徴の1つに「挨拶をしない」「トップの認識が低い」「激しすぎるノルマ」「ミスを許さない組織風土」などがあります。
また、コミュニケーションが一方的であったり、助け合ったり、話し合う雰囲気が乏しくぎすぎ
すした雰囲気の職場も、ハラスメントが起こりやすい職場といえます。
監修: 臨床心理士・社会保険労務士 涌井美和子
私もこの解説の通りだと思います。
なるほどなぁと感心しました。
本当にここに書いてある通りの職場でした。
パワハラが蔓延するような職場環境だと社員の皆さんもおかしくなっていきます。
社員のほぼ全員が社長のパワハラの標的にされたくないためだとは思いますが、他人の足を引っ張ったり、他人の失敗を指摘し合ったりしていました。
社員同士で助け合う雰囲気など全くありませんでした。
社員の皆さんも元々は、そんな人間性ではないとは思うのですが、職場環境がそういった空気にさせてしまうんでしょうね。
私は、そんな職場環境が悲しいと感じて、働きかけていましたが、どうしようもありませんでした。
それに会社がやっていることがおかしいと手を上げる様な人間は、社長のパワハラにより、自ら辞めていくか、辞めさせられる訳です。
だから、「他人の足を引っ張るような社員」、「噂話を流す社員」という流れに乗って一緒に会社のパワハラに加担する様な社員しか、会社に残っていきません。
それか、希望も何も持たずに標的にされないように何も言うことなく黙って、黙々と働いて、就業時間内を過ごし、時間になれば早々と帰っていく社員しか残りません。
このチェックリストを見て、私だけが感じていたことではなく、統計的にも職場環境の影響というのは結果が出ているんだと気付くことが出来ました。
あなたの職場はどうですか?
このブログを見て頂いているあなたの職場はどうですか?
このチェックリストを活用して、考えてみて下さい。
何かしらの解決の案が出てくるかもしれません。
また、パワハラが蔓延している職場だと改めて認識することが出来たのであれば、対策を考えておきましょう。
もし、パワハラ被害に合ったとしも事前に準備しておけば、争いになっても必ず負けないと思います。
今回は、ここまでにしたいと思います。
最後まで読んで頂き、ありがとうございます。