【労災認定】上司からエアガン、つば…佐川急便22歳自殺
少し前のニュースですが、酷いパワハラのニュースがありました。
こんな酷いパワハラなのに労災認定しなかった仙台労働基準監督署のやり方にも疑問を感じます。
パワハラの事実確認が難しいところもあるんでしょうけど…。
それでは、ニュースを見てみましょう!
上司からエアガン・つば…佐川急便22歳自殺、労災認定
藤井詢也2016年10月27日19時54分佐川急便で上司からエアガンで足元を撃たれたり、つばを吐きかけられたりするパワハラを受けて自殺した男性(当時22)の遺族が、労働災害と認定されなかったことを不服として国を訴えた訴訟で、仙台地裁(大嶋洋志裁判長)は27日、労災と認め、遺族補償金などの支給を認める判決を言い渡した。不支給とした仙台労働基準監督署の処分を取り消した。
判決によると、男性は2010年3月、佐川急便に入社。東北支社仙台店(現南東北支店仙台営業所)で経理などを担当していたが、11年12月にうつ病の診断を受けた。4日後には自宅で制服姿で首をつって自殺。遺族は12年2月に労災保険法に基づき遺族補償一時金と葬祭料の支給を仙台労基署に申請し、同年12月に不支給処分となった。
男性は直属の上司から日常的に仕事のミスで注意を受けていた。自殺する直前にはエアガンで撃たれたり、つばを吐きかけられたりする暴行や嫌がらせを受け、SNSに「上司に唾(つば)かけられたり、エアガンで打たれたりするんですが、コレってパワハラ?」と投稿。自分のスマートフォンにも「色々頑張ってみたけどやっぱりダメでした。薬を飲んでも、励ましてもらっても、病気の事を訴えても理解してもらえませんでした」と書き残していた。
上司はうつ病になったと訴える男性に「そんなの関係ない。迷惑かけられて大変だった」と残務処理を指示。判決は一連の行為を「社会通念上認められる範囲を逸脱した暴行または嫌がらせ行為」とし、うつ病は業務上の発症と認めた。
仙台労基署は「今後の対応については関係機関と協議していきたい」、佐川急便は「事実関係を確認しています」とコメントした。(藤井詢也)
掲載元 : 朝日新聞DIGITAL
どうでしょうか?
エアガンで撃たれたり、つばをかけられたり…
いい大人がこんなことしますか?
それでうつ病になったら、
「そんなの関係ない。迷惑をかけられて大変だった。」
と上司に言われる訳です。
とんでもない上司がいたもんです。
しかも現場の人間ではなく、大人しそうな印象のある事務職の経理ですからね。
事務所にエアガンを持って来ていたのでしょうか?
上司として部下が仕事が出来るように指導しなければいけない立場なのになぜこんなことをする?
エアガンで撃ったり、つばをかけたら、仕事が出来るようになるんでしょうか?
そんなことで仕事が出来るようになる訳がない!
人を自殺するまで追い詰める人間を上司にしている会社にも問題ありです。
これを機に会社としてパワハラを一掃するようなことを考えてもらいたいです。
会社の空気として周囲の人達がおかしいと声を出せる職場環境があれば、違った結果になっていたと思います。
また、こんな酷いことされていても一度は仙台労働基準監督署に労災認定されず不支給と判定されていたんです。
労働基準監督署としてはパワハラの事実確認が難しいというのはあるでしょうね。
長時間労働ならタイムカードなどがあれば事実確認が出来ますが、パワハラは難しいですよね。
会社に調査に入っても会社側がパワハラの事実を素直に認めるとは思えないですから。
水掛け論になる可能性もありますからね。
今回の件は、遺族が労災不支給を不服として国を訴えたから労災認定されましたが、遺族が動かなかったら労災認定されてなかった訳です。
遺族の方々は、息子さんが自殺して悲しみの中、労災申請、訴訟と行動した訳ですから尊敬します。
私なんか労災申請するだけでもしんどかったのに…。
しかし、ここまで行動しないと労災認定されないってしんどいですよね。
会社とのトラブルで精神障害を発症し、労災申請を検討している方はこのようなニュースを見ると労災申請するのを躊躇しますよね。
訴訟までしないといけないの…と思いますよね。
そう考えるといかにパワハラの証拠となるものを残しておくかが大事になります。
今回の件では、被害者がパワハラの事実をSNSに書き残していたから労災認定された部分もあるでしょう。
それすら残ってなかったらどうなっていたのでしょうか?
エアガンで撃たれたり、つばをかけられたりしたことも表に出てこなかったかもしれません。
これから労災申請をしようかと検討されている方は、証拠となるものをなるべく残しておきましょう。
戦える材料がないと戦いにすらならないですから。
こちらの記事で色々と書いてますので良かったらご覧下さい。
戦うためのアイテム
証拠を残して戦うための武器を増やしておきましょう!
今回はここまでにします。
最後まで読んで頂きありがとうございます。
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大切なのは、やり返すことではなく、された証拠を残すことです。
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パワハラに屈して辞めてしまう人がたくさんいます。
少しでも悩んでいる人の役に立てれば幸いです。
今回は、ここまでにします。
最後まで読んで頂き、ありがとうございます。