マタハラとは・・・
パワハラやセクハラ、さまざまなハラスメントがありますが、マタハラとはどういったものなのでしょうか?
今日は、マタハラについて考えてみたいと思います。
まず、マタハラの定義ですが、Wikipediaでは、以下のようになっています。
マタニティハラスメント(Maternity Harassment)
職場において妊娠や出産者に対して行われる嫌がらせを指す言葉。俗称は、マタハラ。
妊娠・出産に伴う労働制限・就業制限・産前産後休業・育児休業によって業務上支障をきたすという理由で、精神的・肉体的な嫌がらせを行う行為のことを指す。
妊娠中に嫌がらせによる流産の危険性もあり、男女雇用機会均等法・育児介護休業法・労働基準法に違反する場合も多々見受けられる。
(Wikipedia)
また、「マタハラNet 公式ブログ」では、このように説明しています。
●「マタハラ」とは?
「マタハラ」とはマタニティハラスメントの略で、働く女性が妊娠・出産などをきっかけに職場で精神的・肉体的な嫌がらせを受けたり、妊娠・出産を理由とした解雇や雇い止め、自主退職の強要で不利益を被ったりするなどの不当な扱いを意味することばです。
「セクハラ(セクシャルハラスメント)」「パワハラ(パワーハラスメント)」とともに働く女性を悩ませる3大ハラスメントの1つですが、社会的な認知はまだ十分に進んでいません。
妊娠・出産・育児という状態で行われるハラスメントのため、女性の泣き寝入りが多いのが、露見してこない理由と考えられます。
その一方で、2013年に日本労働組合総連合会が発表した調査では、25.6%(4人に1人)がマタハラ被害を受けたとの結果があり、水面下には多くの泣き寝入り女性がいると思われます。
妊娠中の嫌がらせによる流産・早産の危険性もあり、マタハラの被害の実態は、よく知られる“セクハラ”よりも深刻であるといわれ、対策が急がれています。
マタハラといっても上記のようにさまざまなケースがあります。
この「マタハラNet 公式ブログ」では、マタハラに関する様々な情報が載っていますし、相談窓口の紹介も行なっていますので職場でのマタハラに困っている方にお勧めです。
ぜひご覧下さい。
私の元勤務先でもありました
私が勤務していた元勤務先の会社でもマタハラがありました。
元勤務先は、ワンマンパワハラ社長の独自の世界でしたので、もう言いたい放題でした。
妊娠したことがわかった社員に対して、様々なことを言っていました。
「もう家庭に入った方が良い」
「大変だったら、新たに募集するから辞めたら」
「産休を取っても良いけど、戻ってきても仕事はないよ!」
などと言っていました。
あまりにしつこく言われていたので、その社員も労働基準監督署に相談に行ったようですが、本当に困った社長でした。
私は、退職しましたが、元同僚から連絡が来ることがあります。
話を聞くと社長のパワハラ行為は、無くなっていないようです。
相変わらず、社員はパワハラ、セクハラ、モラハラの恐怖に怯えているようです。
ワンマンパワハラ社長は、学習能力がないのかもしれませんね。
経営者として、職場の安全に配慮することなんてありません。
マタハラと争う場合
マタハラ行為をされ、会社と本格的に争うと決めた場合、パワハラのときと同じように証拠があるか無いかが大きな部分となります。
まず、自分自身で出来ることとして、日記を書くこと、録音することを行なっていきましょう。
この日記を書くこと、録音することに関しては、会社と争う気持ちが無かったとしても絶対にやっておいた方が良いです。
こちらの記事が参考になります。
裁判に勝てるメモを残す方法
日記などメモを付けることについて書いています。
ICレコーダーを活用する
職場での録音について書いています。
あとで会社から不利益な扱いを受けたりする場合もありますし、不当に解雇されることもあるかもしれません。
そうなった場合、自分の身は自分で守らなければなりません。
いざとなったら、誰も助けてくれません。
いざというときのためにも記録を残しておきましょう。
その上で、本格的に会社と争うとなったら、それらの証拠を揃えて、弁護士、労働組合などの専門家に相談に行くことをお勧めします。
◆参考記事
弁護士事務所に相談にいくときにした3つのこと
弁護士事務所に行くときには準備していった方が良いです。
ただ、争うと決めたとしても、よりしんどい状況になることも考えられますし、以前のように気持ち良く働くことが出来なくなる可能性もあります。
それらも想定して、退職覚悟で争うことになるかと思います。
また、職場を辞めるつもりがなくずっと勤務を継続したいと考えている場合でも証拠を揃えて相談に行くようにしましょう。
辞めるつもりがなかったとしてもいきなり解雇されることも考えられます。
そうなった場合にも証拠を残しておけば、絶対に役に立ちます。
どっちにしろ、自分自身が「これからどのようにしていきたい」と思っているのか、良く考えをまとめてから専門家に相談するようにしましょう。
どの道を選ぶとしても自分自身で勝手な判断してしまい、後から後悔することになる場合がありますので、専門家に相談しながら、慎重に判断しましょう。
あなたは悪くありません
マタハラを始め、パワハラ、セクハラなどの行為が平気で行われているブラック企業。
妊娠した労働者、また子供を持っている労働者が安心して働くことが出来ない職場がまだまだたくさんあります。
マタハラは、パワハラなどと違って、被害に遭うケースが限られています。
ですから、男性の中には理解が無い方もまだまだいます。
結婚したパートナーに相談しても理解してもらえない場合があります。
マタハラは、まだまだ問題がたくさんありますが、問題を起こしているのは、あなたの方ではありません。
明らかに経営者側の問題行為が原因です。
卑屈にならずに前に進んでいきましょう!
諦めて泣き寝入りする方も多いようですが、諦めなければ、必ず何かしらの解決の道があるはずです。
専門家に相談して一歩踏み出すことで、あなたの人生が良い方向に変わっていくはずです。
あなたは、悪くありません。
悪いのは、理不尽な行為を平気で行なうブラック企業です。
せっかくのおめでたで本来であえば、幸せなことなのに不幸な気持ちにさせるブラック企業。
絶対に許されることではありません。
その許されない行為を証明して明るい未来を手にしていきましょう!
今回は、ここまでにします。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。