パワハラについて考えてみる
今回は、パワハラについて考えてみましょう!
職場でのパワハラは、「百害あって一利なし」だと、私は考えています。
パワハラについて考える人が増えて、少しでも減ってくれればと願います。
今日は、厚生労働省ポータルサイト「あかるい職場応援団」のデータを紹介します。
パワハラがニュースでも取り上げられるようになってきました。
世間の関心も少しずつ増えてきているかとは思いますが、パワハラは減少しているのでしょうか?
それぞれ、あなたの職場を思い浮かべながら考えてみて下さい。
都道府県労働局等への相談件数
都道府県労働局等に設置した「総合労働相談コーナー」に寄せられる「いじめ・嫌がらせ」に関する相談は年々増加しており、平成24年度においては相談内容の中でトップとなった。
いじめや嫌がらせがどれだけ多いかがわかりますね。
保育園や幼稚園でも「いじめや嫌がらせをしてはいけない」と教えているのに大人がやっているということに疑問を感じますが、こういった大人が多いのも確かなんですね。
平成24年の相談件数は少し減りましたが、「いじめ・嫌がらせ」の件数は増えていますね。
※「総合労働相談コーナー」について詳しく知りたい方は、こちらの記事
受けたパワーハラスメントの内容
過去3年間に受けたパワーハラスメントの内容としては、「精神的な攻撃」が際立って多くなっています。
それぞれどんな攻撃があるのか見てみましょう!
■精神的な攻撃
- 皆の前で大声で叱責。物をなげつけられる。ミスを皆の前で大声で言われる(女性、30歳代)
- 人格を否定されるようなことを言われる。お前が辞めれば、改善効果が300万出るなど会議上で言われた。(男性、20歳代)
- 同僚の前で無能扱いする言葉を受けた。(男性、50歳以上)
■過大な要求
- 終業間際に過大な仕事を毎回押し付ける。(女性、40歳代)
- 一人では無理だとわかっている仕事を一人でやらせる。(男性、20歳代)
- 休日出勤しても終わらない業務の強要。(男性、30歳代)
■人間関係からの切り離し
- 挨拶をしても無視され、会話をしてくれなくなった。(女性、30歳代)
- 報告した業務への返答がない。部署の食事会に誘われない。(女性、30歳代)
- 他の人に「私の手伝いをするな」と言われた。(男性、50歳以上)
■個の侵害
- プライベートな事を聞いてきたり、相手は既婚者であるにも関わらず独身の私にしつこく交際を迫った(女性、20歳代)
- 交際相手の有無について聞かれ、過度に結婚を推奨された。(女性、30歳代)
- 個人の宗教を、皆の前で言われ、否定、悪口を言われた。(女性、50歳以上)
■過小な要求
- 従業員全員に聞こえるように程度の低い仕事を名指しで命じられた。(女性、20歳代)
- 営業なのに買い物、倉庫整理などを必要以上に強要される。(男性、40歳代)
- 草むしり(男性、50歳以上)
■身体的な攻撃
- 足でけられる(女性、50歳以上)
- 胸ぐらを掴む、髪を引っ張る、火の着いたタバコを投げる(男性、40歳代)
- 頭をこずかれた(男性、50歳以上)
私も被害者でした
私も「精神的な攻撃」と「人間関係の切り離し」を受けてきました。
最後の方は、社長が率先して無視をし会社全体で無視されていました。
私が辞めた現在は、違う人がターゲットにされているそうなので、もう病気なんだと思います。
いい大人がこんな幼稚なことをして意味がわかりませんが、そんな大人が多いのも確かなんですね。
パワーハラスメントが発生している職場の特徴
企業調査において、パワーハラスメントに関連する相談がある職場に共通する特徴として・・・、
「上司と部下のコミュニケーションが少ない職場」が51.1%と最も多く、
「正社員や正社員以外など様々な立場の従業員が一緒に働いている職場」(21.9%)、
「残業が多い/休みが取り難い」(19.9%)、
「失敗が許されない/失敗への許容度が低い」(19.8%)
が続いている。従業員調査でも同様の傾向が示されている。
これも私の勤務していた職場に当てはまります。
社長は、誰ともコミュニケーションが取れないし、他人の失敗に対して激しく叱責していました。
自分の失敗に対しては寛容でしたけど・・・。
まぁ、他人の気持ちがわからない自分勝手な人間なんですが、経営者にはそういう人が多いようですね。
パワハラは職場にどのような影響を与えるか
パワハラが職場や企業に与える影響については・・・、
「職場の雰囲気が悪くなる」(97.1%)
「従業員の心の健康を害する」(95.5%)
の2項目が9割を超えて高くなっている。
そりゃ雰囲気が悪くなりますよね。
自分がパワハラを受けてなかったとしても隣で聞いていて気分の良いものではありません。
そ
れに被害を受けないように萎縮するでしょうし、伸び伸びと仕事が出来ないので生産性は低下するでしょうね。
私の職場では余計なことをして失敗し、社長に叱責されても損するから全員が消極的になっていました。
積極的な人間は、目立ってしまうので遅かれ早かれパワハラのターゲットになるので辞めていきます。
パワハラによりメンタル面の問題が生じているか
「パワハラを受けた社員のうち、かなりものに生じていると思われる」と「パワハラを受けた社員のうち、ある程度のものに生じていると思われる」が合計で82%超と、多くの企業でメンタル面で問題が生じていると認識していることがわかる。
ほとんどの人がメンタル面で問題が生じると認識しているということになりますね。
私もパワハラを受けてきましたが、精神的に追い込まれていきました。
これはその人が精神的に弱いとかではありません。
ほとんどの人が精神的に追い込まれていくかと思います。
私はうつ病を発症しました。
資料:厚生労働省ポータスサイト「あかるい職場応援団」
興味がある方は、ぜひご覧下さい!
今回は、ここまでにします。
最後まで読んで頂き、ありがとうございます。
【次回】
次回では、今回の記事でも取り上げた「あかるい職場応援団」について書いてみました。
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