パワハラ調査の結果を見て思うこと
過去1年間で、「怒鳴られたり、暴言をはかれた」など、イジメや嫌がらせを経験した人はどのくらいいるのでしょうか。
労働政策研究・研究機構の調査で、全国の男女の34.0%が「イジメや嫌がらせを経験した」という結果が出ています。
3人に1人が、会社で嫌がらせをされた
過去5年間で、会社から「希望退職に応じるよう、退職勧奨を受けた」「人事評価を下げられたり、降格・減給された」など、自分の意に沿わない行為を受けた人はどのくらいいるのだろうか。
20歳以上の男女に聞いたところ、「何らかの自分の意に沿わない行為を受けた」という人は15.8%(正社員17.1%、非正社員13.7%)であることが、労働政策研究・研究機構の調査で分かった。
5年間で会社から意に沿わない行為を受けた経験(出典:労働政策研究・研究機構)過去1年間で、「怒鳴られたり、暴言をはかれた」「仕事をする上で必要な情報を与えてもらえなかった」など、イジメや嫌がらせを経験した人は34.0%。そのうちの3人に1人がその行為をパワハラと認識していることが明らかに。
項目別みると「怒鳴られたり、暴言をはかれた」(14.7%)人が最も多く、次いで「仕事をする上で必要な情報を与えてもらえなかった」(13.0%)、「自分についての陰口や噂を広められた」(12.5%)、「意見や提案を聞いてもらえなかった」(11.8%)、「無理な指示や締め切りを与えられた」(11.1%)と続いた。
過去1年間にいじめなどに何らかの行為を受けた経験(出典:労働政策研究・研究機構)
自分の生きがいは仕事
「自分の生きがいは仕事」と答えた人はどのくらいいるのだろうか。男女別にみると、男性が33.0%、女性が32.2%。男性50代(40.5%)が最も多く、次いで男性60代(37.9%)、女性60代(37.8%)、女性30代(33.4%)、女性40代(32.9%)、女性50代(31.9%)と続いた。2010年に行った調査と比べると、男性の30代と40代で割合が低下している(男性30代前回35.0%→今回30.1%、男性40代前回33.9%→今回30.3%)。
訪問による調査で、20歳以上65歳以下の男女4573人が回答した。調査期間は1月11日から2月3日まで。
[Business Media 誠]より
あなたは、大丈夫ですか?
この様なデータが出ています。
3人に1人がパワハラを受けていることになります。
あなたは大丈夫ですか?
全国には、パワハラで苦しんでいる人がたくさんいるのです。
私もパワハラを受けて、その後、退職勧奨をされたりしていますが、本当に苦しい状況です。
今の状況は、受け入れたくない現実ですが、もうパワハラを受けている事実は変えれません。
パワハラを受けたことをどう転換して、良い状況に変えていくか?
自分自身の人生を良い状況に変えていくことが今の課題だと思っています。
私の会社もパワハラブラック企業です
私の会社は、私が入社した当時からパワハラがありました。
私は、そんな状況を目の当たりにして、「パワハラをするのはおかしい」と訴えていたのですが、最終的には私自身がパワハラを受けるようになってしまいました。
この記事に「希望退職に応じるよう、退職勧奨を受けた」「人事評価を下げられたり、降格・減給された」と書いてありますが、まさしく私も退職勧奨を受けましたし、不当に評価を下げられ、減給もされましたし、賞与も下げられました。
社長自身がパワハラワンマン社長でしたので、どうしようもありませんでしたし、社員も全員がパワハラを恐れていました。
私自身は、パワハラを受けるようになってから、今まで以上にパワハラについて、深く考えるようになったのですが、こういったデータが物語るように世の中にはいたるところにパワハラが存在します。
私の職場では、辞めた社員は、ほぼ全員と言っていいくらい社長のパワハラにより、辞めていきました。
そういった職場環境を変えていきたいと思っていたのですが、ちょっと難しかったですね。
辞めた社員全員に声をかけて、パワハラ被害者の会でも作ったら、元社員はほとんどパワハラ被害者ですから、すごい数になるかと思います。
結局、ほとんどの人が泣き寝入りの様に辞めていくので、余計にパワハラ社長は調子に乗ってパワハラがエスカレートしていきます。
被害者が訴えていかないと改善されない!?
パワハラまみれのブラック企業は、世の中にたくさんあるかと思います。
このブログでもパワハラ関連のニュースを紹介していますが、ニュースになっているのは氷山の一角であって、ニュースになっていないパワハラブラック企業はたくさん存在します。
勇気を出して一歩を踏み出した人がいるから、明るみになっただけで、泣き寝入りしていると表沙汰にならないし、会社も改善しないでしょう。
勇気を出して、一歩を踏み出した人は素晴らしいと思いますし、尊敬します。
ニュースになっている会社もそのニュースになるより以前から、たくさんの人が泣いているはずです。
泣き寝入りて辛い思いをしながら辞めていく人がたくさんいるはずです。
パワハラをおかしいと感じた人が一歩踏み出したお陰で問題が表に出るようになり、何かしらの改善がなされていく訳ですが、そこまでになる前に誰かが小さな声を発しているはずです。
そういった小さな声が会社に届かないから、泣き寝入りして辞めていくのです。
会社は、そういった小さな声でも聞き入れて気が付いて欲しいものです。
そうすれば、大きな被害を受ける社員も居なくなるでしょう。
また、会社としても、ニュースにならずに済む訳だから、会社も被害を受けずに済むでしょう。
ニュースになって、話題が大きくなってしまうと場合によっては、会社の死活問題になります。
各企業の経営者の方には、小さな声でも聞き入れて、みんなが笑顔で生きていける方法をもう少し考えてもらたいとお願います。
パワハラのない健全な会社は、安心して働けます。
働きがいのある働きやすい会社は、社員もがんがん働き、大きく繁栄していくでしょう!
今回は、ここまでにします。
最後まで読んで頂きありがとうございます。