第2回 調停期日を終えて①
だんだんと年末ムードになってきましたね。
そろそろ頭の中も休暇が楽しみになってきている頃かと思います。
仕事を忘れて、パーッと遊びに行きたいもんですが、私はまだまだ笑顔にはなれそうにありません。
今回は、第2回 調停期日のことをまた書きたいと思います。
以前、以前の第2回 調停期日のことを書いた記事でも書きましたが、調停では、「金銭で和解すればどうか?」という話を勧められました。
「世の中、金じゃない。大事なのは心だ。」という言葉がありますが、どう思いますか?
何かトラブルがあって、被害を受けた場合、その精神的苦痛をどうにかして欲しいと裁判などで訴えた場合、その心に出来た傷を埋めて保証するのは、結局、金銭でしかないのです。
私も「世の中、金じゃない」とは思いますが、そういった意味では金銭となってしまうのは仕方のないことなのかもしれません。
しかし、その精神的苦痛を受けた心の傷の深さというのは、本人にしかわからない傷です。
他人は、想像で色んなことを思うかもしれませんが、実際に痛みを味わった人にしかわからない訳です。
その傷がどれだけ痛かったのか、どれだけ深かったのか、どれだけ辛い思いをしたのか、そういったことを周囲の人に理解してもらえるように伝えることは出来ます。
何も知らない第三者にもわかるように伝えることが出来れば、どれくらいの精神的損害だったのかを想像してもらうことは出来ます。
今まで経験してきてわかってきたことがいくつかあります。
被害を受けて、「腹が立った」、「恨んでいる」などという感情を会社の同僚に理解してもらうことも大事ですが、そういった感情を会社の同僚に伝えたところで、同僚たちは余計に離れていくということです。
人は、あまり面倒なことには関わりたくないですからね。
そんな恨みなどの感情を持っているよりも未来に繋がることをしていった方が人生を有効に使えます。
私は、自分の置かれている状況を冷静に判断し、どうすれば道が開けるかを考えていけば、絶対に道は開けると考えています。
私は、会社からパワハラや嫌がらせを受けて、どうしようもなく辛い状況になりました。
会社の同僚も会社側の流れに乗らないとパワハラの標的にされますから、だんだんと距離が出来てきました。
中には、会社の情報を鵜呑みにして、私を責めてくる同僚もいました。
私は、間違っていないと思っていても理解しようとする同僚はほとんど居ません。
数少ない理解のある同僚も周囲から仲間と思われて責められても困るから、堂々と話すことも出来ません。
そういった八方塞がりの様な状況の中で出来ることと言えば、その辛い状況を第三者にもわかるように記録しておくことです。
未来に向けて、出来る一番大事なことが記録しておくことだと考えました。
感情や気持ちを伝えることは難しいけれど、事実を伝えることはそこまで難しくありません。
起きた出来事をそのまま記録して残しておけば良いだけですからね。
泣きたくなることもあります
私がこんな状況になってからも学生時代からの親友などは、事情を聞いて理解を示してくれ応援してくれています。
あと、同じようにパワハラの標的にされて辞めていった同僚も話を聞いてくれて応援してくれています。
それと、このブログでもありがたいことに応援のメールをくれた方がいました。
そういった仲間には本当にありがたいと思いましたし、私の勇気になりました。
本当に感謝しています。
しかし、会社内には、誰も仲間も居ない。
家族にもなかなか理解をしてもらえない。
親類関係も私が何か悪さをしたんじゃないかと思ってるのか態度が違ってきます。
そんな孤独な状況の中で、いつか絶対にわかってもらえると自分自身を信じて動いていくしかありません。
何もしないで、勝手に周囲の状況が良くなっていくことはあり得ません。
救世主みたいな人が現れて、今の状況から救い上げて助けてくれることもあまり考えられません。
寂しいですが、結局は、私自身が自分を信じて行動していくしかありません…。
周囲の人間に信じてもらえなくても…、せめて私だけは、自分を信じよう…。
そう思ってやっていますが、実際には、そこまで強くない自分もいる訳ですから、泣きたくなるときもあります。
眠れない日々も続いていますし、頭痛がする日も多々あります。
朝もなかなか起きれないし、出勤するのも相変わらず苦痛です。
あと、ずっと耳鳴りがしてるのが気になりますが、精神的なものではないかと病院で言われました。
強く生きていかないといけないと思う日もあるのですが、実際は辛い日々が続いています。
調停を申し込んでくれて良かったのかもしれない
そんな状況の中、調停を申し込まれ、余計にしんどい状況になった訳ですが、その半面、やっと証明することが出来る場がやって来たとホッとした部分もありました。
調停は、私から申し出た訳ではなく会社側から申し出た訳ですから、忍耐勝負では私の勝ちかな…?
しかし、ブラック企業でもある会社内で何を言ったところで私は悪者です。
言ったら言った分だけ、揚げ足を取られ、どのように伝えられていくかわかりませんでしたから、私は貝になって、ほとんど話をしませんでした。
私は、今までずっと攻撃を受け続け、それを記録に残す作業を淡々と続けていくしか方法がありませんでした。
会社内の流れが「金太郎は悪者」という流れになってしまっていて、ほぼ全社員がその流れに乗ってしまっている訳です。
全社員という勢いのある大きな流れに逆らって、一人で逆流の中にいるのも精神的にかなり大変です。
しかし、調停を申し込まれたことによって、裁判所内では、その状況を公平に見てもらえる。
今までの状況を全て記録に残し、いつか公平な目で見てもらえるときが来たら、身の潔白を証明することが出来ると信じてやってきたことが実る日が近づいてきた訳です。
長くなってきたので、ここらで一回、区切らせてもらいます。
次回に続く
今回は、ここまでにします。
最後まで読んで頂き、ありがとうございます。
次 (第2回 調停期日を終えて②)