退職勧奨されたことによる周囲の対応
私は、退職勧奨をされた後、会社と戦ってきました。
周囲の人に退職勧奨をされたと伝えたら、人によっては変な態度をされ気分を害したこともあります。
「私は悪くない」と思っているので話を聞いて欲しくて、話をしたのですが、何か悪さをしたような感じで当たり障りのない態度をされることも多々ありました。
やはり関係のない人からすれば、退職勧奨をされるというのは、あまり良いようには受け取ってくれないようです。
また、私には家族がいるのですが、家族にとってはご近所付き合いもありますから、私がうつ病を発症し、家にずっといるというのもなかなか難しい状況のようです。
私は、勤務している当時は、他の従業員より長時間労働をしていましたので、家に帰るのも遅かったんです。
通勤には車を使っていたので、家の前に車がないと仕事に行っていると近所の人も思うようですが、うつ病を発症してからは、ずっと車が家の前にありましたので色んな噂にはなっていたようです。
そういった周囲の目に関してもストレスになります。
妻などは私よりもっと気にしてしまうようです。
普段の付き合いがありますから、肩身の狭い思いもしたようです。
なぜ、懲戒処分などもされていない何の理由もない真っ当に勤務してきた人間が退職勧奨をされ、辛い思いをしないといけないのか…!?
なぜ、家族まで辛い思いをしないといけないのか…!?
そういったことを考えたら、「会社との戦い」に勝って「私が悪く無いということを証明しないといけないと強く思うようになりました。
私は絶対に勝たないといけないと思っていました。
ですから、時間はかかったのですが、証拠集めから始まって、弁護士さんに相談し作戦を練って会社と戦ってきました。
こういった戦いも勝つと負けるとでは、その後の人生が大きく変わってきます。
やるからには、絶対に勝たないといけません。
そんな風に思ってやってきました。
戦いが済んだ現在は、そんな肩身の狭い思いをすることはありません。
しかし、会社との戦いで負けていたら、それまでより余計に肩身の狭い思いをしていたかもしれません。
近所からも悪者扱いされていたかもしれません。
そう考えると労働者とその家族が背負っているリスクというのは、いかに大きいか…。
パワハラ社長の好き嫌いという曖昧な判断基準で解雇したり、退職勧奨したりするというのは、絶対に間違っています。
そういった労働者を守るためにも法律があるのですが、あまり知られていないのが現状です。
逃げるか戦うか!?
会社から退職勧奨をされて、辛い思いをされている方はたくさんいます。
あなた大丈夫ですか?
不景気な世の中ですから、いつ退職勧奨をされるかわかりません。
私自身も退職勧奨をされるなんて思ってもいませんでした。
しかし、退職勧奨をされた、その辛い状況を変えるには、その状況から「逃げる」か「戦う」かしかありません。
「逃げる」といっても転職先が決まっているのであれば、さっさと次の職場で働いたほうが良いと思います。
また、転職先もなく、生活もあるのであれば、黙って我慢して勤務を続けていくのも間違いではないと思っています。
我慢して黙々と働いていくのも一つの手段としては間違いではないと思います。
「会社と戦う」を選択する場合は、なかなか大変です。
今の状況より、精神的にしんどくなるでしょうし、人生のかかった戦いになりますから、これからのことなと、色んなことを考えます。
また、裁判などになった場合は、結果が気になってなかなか眠れない日もあるかと思います。
その上、負けてしまった場合は、どうしようもなくなるでしょう。
それだけのリスクを背負って、会社と戦う訳ですから、「会社と戦う」と決心した方には、絶対に勝って欲しいと願います。
そのためには証拠が大きな鍵となります。
証拠がなければ、会社がいかに悪いということを証明するのが難しくなります。
証拠を集めるのは、在職中が良い
証拠を集めるのは、絶対に在職中の方が良いです。
パワハラ、セクハラなどの証拠を集めるには、パワハラやセクハラの被害を受けないといけません。
それらの被害は、基本的に在職中でないと受けることは出来ません。
退職してしまったら、パワハラ上司やパワハラ社長と会うことも難しくなってしまいます。
ですから、「会社と戦う」と決心した方は、在職中に証拠を集めるように心がけましょう。
退職してしまったら、証拠を集めるのも困難になりますからね。
会社の証言は嘘ばかり…
私が調停を申し込まれたとき、会社から裁判所に申立書が提出されました。
申立書は、裁判所に提出されたあと、こちらも見ることが出来ます。
実際に見た申立書には嘘ばかり書いてありました。
会社としては、私を辞めさせたい訳ですから、「金太郎が悪い」ということを書かないといけないのは当たり前なのでしょうが、それにしても、嘘ばかり書いてあって読んでいて目眩がしそうになりました。
私は、何を言われても良いように日起も書いていましたし、証拠も揃えていましたので、全て嘘だと証明することが出来たのですが、証拠が無かったら、嘘だということも言えなくなります。
実際に解雇問題で裁判までやって争った人が証拠がなかったために会社の嘘が認められ、最終的に負けてしまった人もいます。
それだけ証拠というのは、大事で勝敗を左右する大きな物となります。
実際、ほとんとの資料などが会社にある訳ですから、会社の方が証拠を揃えやすいですからね。
また、会社側は、証言する社員もたくさんいます。
多人数で「◯◯さんは、こんな人だったし、こんな悪いことをしていた。」と証言されれば、裁判官もそういうことがあったと判断してしまう可能性があります。
そういったことにならないためにも日起、録音、録画など、さまざまな手段を駆使して記録を残しておきましょう。
大きな証拠になります。
後で、絶対に記録しておいて良かったと思う日が来ます。