家電量販店でパワハラ、うつ労災認定　西脇

 
今日は、家電量販店のマツヤデンキ西脇店（店名・ヤマダ電機テックランド、兵庫県西脇市）でのパワハラによって、うつ病を発症した方が労災認定されたというニュースを紹介します。

それでは、早速 見てみましょう。

 

 

家電量販店でパワハラ、うつ労災認定　西脇

　職場の同僚から暴力を振るわれるなどパワーハラスメントを受けて精神疾患になったとし、労災補償を求めていたマツヤデンキ西脇店（店名・ヤマダ電機テックランド、兵庫県西脇市）の２０代男性店員に、西脇労働基準監督署が労災認定していたことが１日までに、分かった。発症から約２年がたつが、男性は今も自宅療養を続け、心身の不調に苦しんでいる。

　男性が開示請求した労基署の関係書類などによると、２０１３年６月２３日夜、閉店作業中、男性の仕事ぶりに立腹した先輩格の同僚から殴る蹴るなどの暴行を受けたと主張。同僚は事実関係を認めていないが、労基署は「おおむね男性が主張するような事実があった」と判断した。

　さらに、同年７月２日、今度は別の同僚から作業上の不手際を指摘され、２リットル容器のペットボトルで左目付近を殴られたという。

　男性はいずれも軽傷だったが、精神状態が不安定になり、不眠や下痢などの症状に見舞われ、医療機関から「うつ病」「外傷後ストレス障害」と診断され休職。労災の休業補償を請求し、西脇労基署は今年３月２０日付で支給を決定した。

　男性は「労災認定された２度だけでなく、継続的にいじめ、叱責（しっせき）を受けてきた」とし、「このままでは人生の次の一歩が踏み出せない」と同僚や会社に謝罪を求めている。

　マツヤデンキ人事総務部（大阪市）は「社内調査をしてきたが、当事者間において（暴力行為の）事実に認識の齟齬（そご）があり、社内対応は検討中」とコメント。労災認定については「遺憾に思うが、会社として重く受け止める」としている。

　マツヤデンキは、ヤマダ電機のグループ会社。（中部　剛）

（神戸新聞NEXT　H26.6.2）

 

 

 
精神疾患での労災申請が認定されるのは、約３割といわれています。

労災認定が難しいといわれるのは、労災申請してから認定される確率が約３割という低い確率であるためです。
どんなところが難しいかというと…

 

労災申請では、「パワハラがあったこと」を証明しなければならない。

そして、そのパワハラが原因で精神疾患を発症したということを証明しなければならない。

証明しなければならないという難しい部分があるので、精神疾患での労災申請をする人はあまり多くありません。

 

また、この記事にあるように証明することが出来なかったとしても労基署が従業員などの関係者に聴き取りを行なって、パワハラがあったと判断することが出来るようであれば、労災認定されます。

最近は、インターネットなどの普及もあり、労災のことも広く知られるようになったのか、労災申請する方の数は増えています。

パワハラを受け続けてきた人間にとって、パワハラによって出来た心の傷は簡単には消えません。

 

そして、日本のいたるところでパワハラは起きています。

パワハラ行為をする人間は、そんなに深く考えずにパワハラを行なっている場合がほとんどです。

そんな深く考えずに行われたパワハラ行為でも被害に遭った人の立場になって考えたら、一生忘れられない深い傷になっている可能性もあります。

 

 

人の嫌がることはしてはいけない

幼稚園では、幼稚園児に対して「人の嫌がることはしてはいけない」と教えています。

しかし、社会に出れば、「人の嫌がること」を平気で行なう人間はたくさんいます。

会社の上司や社長が偉いといっても幼稚園で教わるようなことが出来ていないのですから、低レベルの人間なんです。

会社を辞めるつもりがないのであれば、「残念で可哀想な人だ」と思って、付き合っていくしかありません。

 

しかし、真っ当に働いているのにパワハラやセクハラなどを受け、精神疾患を負うようなことになった場合は、労災申請を検討することも一つの手だと思います。

また、労災が認められれば、その後、会社に対して損害賠償請求を行なう場合に大きな武器となります。

 

 

私自身も現在、労災申請をしようか検討中です

私自身も現在、労災申請をしようかと検討しています。

以前、弁護士さんからも言われていましたし、認定されるだけの要件は揃っていると私自身は思っています。
労働基準監督署がどういった受け止め方をするかはわかりませんが、これから動いていこうかと考えています。

私の労災申請がどのようになっていくのかは、またこのブログで報告させて頂こうと思っています。

どういった判断をされるのか気になりますが、一歩踏み出してみたいと思います。

 

今回は、ここまでにします。

最後まで読んで頂き、ありがとうございます。

 

 

 
【次回】

悩んでいた労災申請ですが、なかなか決心することが出来ません。

 

＞次回　「労災申請を検討中」