運送会社員を労災認定 残業108時間で過労死
最近は、労災関係のニュースが多いように思います。
長時間労働で過労死された方のニュースです。
それでは見てみましょう。
運送会社員を労災認定 八王子、残業108時間で過労死
東京都調布市の運送会社「キユーソーティス」の男性社員(当時43)が2015年2月に急性心筋梗塞で死亡したのは長時間労働が原因だとして、八王子労働基準監督署(八王子市)が労災認定していたことが4日分かった。遺族側弁護士が記者会見で明らかにした。認定は6月27日付。男性はトラックの運転手を経て13年4月から出向先で運行管理者として勤務。15年2月、ゴルフ接待中に急性心筋梗塞で倒れて亡くなった。
同労基署はタイムカードの記録などで、発症前1カ月の時間外労働を月108時間42分と推定。労災認定の目安である1カ月当たり100時間を超える時間外労働をしていた可能性が高いと判断、労災認定した。
同社は「内容を確認し適切に対応する」としている。
同社を巡っては16年3月、別の社員に違法な長時間労働をさせたとして、労働基準法違反の疑いで古河労基署(茨城県古河市)が法人としての同社と幹部1人を書類送検し、その後不起訴処分になった。
掲載元:日本経済新聞 2017/7/5 1:09
労災が認知されてきたからなのか労災認定に関するニュースが多くなったように思います。
運送会社というかトラック運転手という職業も長時間労働が多いようです。
特に長距離トラックの運転手などはぶっ通しで運転することもあるようですから大変です。
このニュースの男性は運行管理者だったようで運転手ではないようですが、運行管理者もなかなか大変な仕事のようです。
運行管理者の業務内容をちょっと調べてみました。
- 乗務割の作成
- 運転者の乗務前・後の点呼
- 安全に運行するための指示や情報提供(ルート上の事故や工事、気象情報等)
- 飲酒運転や過労運転防止のための健康状態チェック
- 休憩・睡眠施設の保守管理
- 車両や車庫の配置
- 乗務記録の作成や保存
- 運行記録計などの器具の管理
などがあるようです。
また、万一、事故が発生した場合には、真っ先に矢面に立たされる立場にあるようです。
会社の規模、トラック運転手の数にもよるでしょうが、なかなか大変な仕事です。
この会社は、過去にも長時間労働の疑いで書類送検されているということですので常習的に長時間労働があったのかもしれませんね。
今日は、ここまでにします。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。